メインを進める上で避けられないアライアンス
拡張パッケージ実装まであとわずか。最新パッチに向けて今から一所懸命にストーリーを進めている若葉さんも多いことでしょう。そんなエオルゼアを歩き始めた若葉さんに焦点を当て、今回は『はじめてのアライアンス』について書いていこうと思います。
アライアンスに慣れていないヒカセンにも向いている記事です:)
アライアンスって?
アライアンスレイドはコンテンツファインダー(以下CF)からアクセスできるコンテンツの中でも大規模なコンテンツです。計24人(アライアンスパーティ)で攻略しますが、パーティは3つの8人パーティ(フルパーティ)で構成されます。プレイヤーはマッチングの際、A/B/Cいずれかのアライアンスへ自動的に割り当てられます。
IDと比べるとギミックの難易度もやや高く、他アライアンスとの協力が求められます。とはいえ、実装したてのアライアンスでない限りはプレイヤーのほとんどが高い装備レベル(以下IL)を持っており、火力でギミックをスキップすることもよくあります。
アライアンスにはシリーズがあり、それぞれ異なるテーマやストーリーを持っています。拡張パックごとに追加されることが多く、最新のアライアンスになるにつれギミックの難易度も高くなっていると感じるでしょう。
【アライアンスにシリーズがある?】
①【新生】クリスタルタワー
②【蒼天】ヴォイドアーク
③【紅蓮】リターン・トゥ・イヴァリース
④【漆黒】ヨルハ:ダークアポカリプス
⑤【暁月】ミソロジー・オブ・エオルゼア
⑥【黄金】エコーズ・オブ・ヴァナディール(7.0から実装)
参加するためには各アライアンスの前提となるクエストをコンプリートする必要があり、また参加条件となっているレベルまでいずれかのジョブを育てる必要があります。
コンテンツはパーティ募集から参加することも可能ですが、一般的にはCF(コンテンツファインダー)から参加します。
ミラプリにもよく使用される人気の装備や、オーケストリオン譜などのアイテムが手に入るほか、そのコンテンツに対応したトームストーンを獲得することができます。
実装直後のアライアンスでは報酬に週の制限が設けられます。制限が設けられているコンテンツでは特定の報酬について1つしか取得できないようになっており、制限のリセットは毎週火曜日の17:00(日本時間)に行われます。報酬が確定したらそれ以外のアイテムは全てPASS扱いとなるので、欲しい報酬があればそれ以外はPASSしましょう。
若葉さんが怖がる主な理由と対策
コミュニケーションのとり方がわからない
アライアンスは参加人数が24人と多いのでどうコミュニケーションをとれば良いかわかりにくいと思います。
とはいえアライアンスもIDと同じで、基本的にはパーティチャットで「よろしくおねがいします!」「ありがとうございました!」と挨拶をするだけで事足ります。ここで初見であることや不慣れなことを伝えておくと、パーティメンバーもカバーする心構えができるので良いですね。
アライアンスチャットもありますが、こちらはあまり使用されることはありません。使用されても、ギミックの打ち合わせや「初見がいます」の連絡ぐらいです。
CFにおけるアライアンスで、他アライアンスに対して挨拶することはあまりありません。しても叱られることはありませんが:)
また、コンテンツ中に配達が来たり、どうしてもすぐ離席しなくてはいけない場面もまれにあると思います。そういった場合についても、パーティチャットで「少し離席します」や「すみません、戻りました」と伝えれば、同じパーティメンバーが快く対応してくれることでしょう。
めっちゃしぬ
冒頭でも述べた通り、アライアンスのギミックはIDに比べると派手で規模が大きいです。『めっちゃしぬ』原因はギミック処理の解法が理解できていないことがほとんどであり、これは慣れや予習で戦闘不能の回数を減らすことができます。
また、「どのようなAOEがあるのか」や「どのような頭上マーカーがあるのか」を把握しておくと完全初見のコンテンツでもギミックの処理が上手くいきます。
【ここテストにでます!よくあるギミック】
・範囲攻撃(円、扇、直線、ドーナツ、半面)
・敵からのターゲット
・頭割りマーカー
・視線
・距離減衰
・ノックバック
・塔
・線取り/線解除
・デバフ解除
*ギミックの詳しい解説は別記事にて。お楽しみに~
正直なところ、戦闘に慣れている人でもちょっと油断すると割と戦闘不能になるので、あまり気にしなくてもいいと思っています。同じパーティのヒーラーはもちろんですが、他アライアンスのヒーラーもサラッと起こしてくれるので、好きに楽しみましょう。
パーティメンバーがわからない
アライアンスでは大人数でまとまって行動するため、自身が属するパーティを見失ってしまうことがあります。ネームプレートの色設定が初期状態ではプレイヤーによっては見にくく、そのために見失っている可能性があるので、カスタマイズしてから挑戦してみましょう。
FF14は設定の項目が非常に多く、自身が遊びやすいよう細かくカスタマイズできるようになっています。
私はアライアンスとパーティで色わけし、パーティにロールカラー・クラス/ジョブアイコンを適用しています。高難易度コンテンツに行くことがあるのでこの辺の設定はもはや必須!見やすさが全然違いますね:)
ネームプレートの色設定はキャラクターコンフィグ→ネームプレート設定→『パーティメンバー』、『アライアンス』から。ロールカラーの適用はキャラクターコンフィグ→『ロールカラーを適用する』で設定できます。
マップわからず迷子
コンテンツでは、戦闘時以外の移動は基本的にパーティメンバーと一緒に行います。そのため、アライアンスの誰かについていけば目的地にたどり着くようになっています。
戦闘不能後復活地点に戻った場合は自力で戦闘エリアに戻らなくてはいけません。そういった理由から、ある程度移動ルートの把握はしておいた方が良いでしょう。しかし、離れた場所で戦闘が始まり戦闘エリアから締め出されてしまった場合は、自動的にその場所へ送られるようになっているのであまり心配する必要はありません。
メディアツアーにて7.xからIDで戦闘不能後復活地点に戻った場合、ボス前まで送ってくれる機能が追加されることがわかりました。
画面の情報量が多い
アライアンスは、パーティリストやギミックなどで画面の情報量が多くなります。画面が様々なHUDで埋まってしまうのであれば、HUDの設定を見直し不必要なものは非表示にすると戦闘もしやすくなります。
HUDのオススメ設定については以前の記事があるのでそちらを貼っておきます。合わせてどうぞ:)
なにをすればいいかわからない
基本的には、タンクならタンク、ヒーラーならヒーラー、DPSならDPSの役割を最低限でも全うすればOKです。こちらについても各ロールの役割については過去記事がありますので、そちらを参照していただくとして…。
攻撃も回復もサポートもしないといけないんですか!?この(ギミック処理の)忙しさで!?というところなのですけれど、これは若葉のうちは何か一つでもできたら問題なしなのです。
みんなに置いていかれる
アライアンスは、道中の移動距離が長いため多くのプレイヤーが敵の手前まで爆速で走っていきます。スプリント、プロトン、縮地、エーテリアルステップなど移動スキルを駆使して走り去ってしまうので、初めてアライアンスに入ると面食らってしまうと思います。
もちろん普通に移動しても問題ないのですが、「置いていかれちゃう!」と思ったらまずはスプリントを使って走ってみましょう。
ゆっくりムービーが観たいのに…
初めてアライアンスに突入すると、自動的に開始前とラスボス前にムービーが流れます。
ここで待たせてるから…とムービーを飛ばしてしまうプレイヤーをよく見かけるのですけれど、待っている側からすれば全然待つのでゆっくりムービーを楽しんでくれ!!という気持ちです。
多くのプレイヤーが若葉の頃、同じようにムービーのために戦闘開始を待ってもらった経験があるためか、FF14では初見がいればラスボスについてはムービー終了を待つという風潮が根付いています。
そのため、ゆっくりムービーを楽しんで良いのです。
暗黙のルールがわからない
どのコンテンツでもそうですが、どうしても長年の積み重ねで暗黙のルールが出来上がっています。アライアンスも例外ではなく、やっちゃった…というのがあると思います。
若葉が外れてしまった側からすればそんなこと言われないとわからないよね…というのも思うのですが、気にしてしまう若葉さんもいるかもしれませんので、こうしたルールについてざっくりとまとめておきます。
暗黙のルールとなっていること
円滑なコミュニケーションへの協力
FF14の世界は比較的他者に親切です。挨拶やお礼をしていれば他のプレイヤーも快く協力してくれることでしょう。
また、コンテンツを攻略するためには打ち合わせが必要になることもあります。要望や提案があれば積極的に参加し、パーティをクリアへ導きましょう。
初見さんがいれば最後のボスは全員揃ってから戦闘開始
前のセクションでの述べた通り、初見のプレイヤーがいればラスボス前で待機するのが暗黙のルールとなっています。
もちろん強制ではないのですが、初見さんが置いてけぼりにならないよう先に戦闘開始しない方が親切ですね:)
道中はスプリントやスキルアクションで移動
多くの場合は戦闘時にDPS(火力)の損失を抑えるために使用される移動スキルアクションですが、道中の移動が長い場合は時間短縮のために使用されることがあります。
置いていかれそうな場合はスプリントや使用しているジョブの移動スキルを使ってみましょう。
MTはBアライアンスのタンク
日本人が多いデータセンターであれば、BアライアンスのタンクがMTを務めることが多いです。海外勢が多いデータセンターではAアライアンスのタンクがMTを務めることもあるみたいですが、前者がほとんどです。
【MT/STって?】
MTはメインタンク、STはサブタンクのことです。
タンク同士でヘイトを取り合ってしまうと敵の向きや位置が定まらなかったりするため、基本的にはMTがヘイトを取り敵の位置を調整します。一方で、STは痛いデバフがついたMTのカバーのため一時的にヘイト1位を代わったり、戦闘不能となっているMTの代わりを務めることが求められます。
ギミックの処理を優先する
一部コンテンツでは、処理を行わなければ被害が甚大になるだけでなく全滅してしまうギミックがあります。アライアンスにおいても火力でスキップできないのであれば、例えDPSの損失が発生するとしてもギミック処理を優先しましょう。
【ギミック処理後の戦線復帰】
処理を優先した結果、敵から離れてしまい攻撃ができなくなることがあります(DPSの損失の発生)。そういった損失を少しでも取り返すために出来ることは、離れている間にバフやデバフを付与する・遠隔スキルを使う・処理後移動スキルで敵に飛びつくなどが挙げられます。
いわゆる『詰め』で行われるようなテクニックは必ずしも求められるものではないので、慣れたらワンランク上の戦闘ができるよう追々練習していきましょう。
戦闘は自身が属しているパーティのところで
スキルアクションには効果範囲/距離があります。敵へのデバフ・他アライアンスへの単体回復であれば他アライアンスもその恩恵を受けることができますが、パーティへのバフや範囲回復についてはその効果範囲内に入っていなければその恩恵を受けることはできません。
patch6.4にてバフ・回復の範囲/距離の強化が行われたものの広い戦闘エリアだとそこから外れてしまう可能性があるため、可能な限り自身が属するパーティのメンバーが固まっている場所で戦闘しましょう。
【見えていますか?範囲回復】
・アサイラム(範囲15m)
・野戦治療の陣(範囲15m)
・運命の輪(範囲8m/30m)
フィールドマーカーやターゲットマーカーの使用
ギミック処理をしやすく、あるいは位置取りを適切にできるようフィールドマーカーやターゲットマーカーが使用されることがあります。
フィールドマーカーは多くの場合以下の意味を示します。自身の立ち位置がわからなくなったらマーカーを目印にしましょう▼
- A/B/C/D・・・フィールドの東西南北、あるいは各アライアンスの散開位置
- 1/2/3/4・・・ギミック処理のための散開位置
ターゲットマーカーは多くの場合だと以下の意味を示します▼
- タンクに◎・・・ギミック処理の際の安置
- 敵やオブジェクトに①/②・・・処理の優先順位
- 敵、味方、オブジェクトに🚫(禁止マーク)・・・処理の都合上接近してはいけない
宝箱・オブジェクトはだれが触れてもいい
これって勝手にさわっちゃいけないやつ…?
FF14におけるドロップは自身の所持品に直接入るものと、ロットをしてパーティで分配するものがあります。コンテンツの報酬は後者であることが多く、自身が欲しいアイテムに対してNEED・GREEDをして自動的に振られるダイスの出目が良ければ入手できます。そういったドロップの分配方式であることから、宝箱を開けるのはだれでもいいと言えます。
また、コンテンツによってはオブジェクトを起動することで先に進めるようになっているものがあり、そういったものについても特に要望などがなければだれが起動しても問題ありません。
ドロップ品のロットは自由
ほとんど転がってただけだし報酬はパスしておこう…。
前述した通り、ドロップ品はロットすることで自動的に抽選され報酬が分配される方式となっています。ここで遠慮してPASSしてしまうプレイヤーもいると思いますが、NEED/GREEDは平等な分配システムであるため遠慮は必要ありません。ただし、パーティ募集で『特定のアイテムはPASS』といった指示があればそれに従いましょう。
ちなみに、NEED>GREED>PASSとそれぞれロットの優先順位が異なります。NEED/GREEDについては獲得が確定するまでの間はPASSに変更することが可能です。
- NEED・・・アイテムに適したクラス/ジョブのみが選択可能。絶対に欲しい
- GREED・・・クラス/ジョブの制限なく選択可能。できれば欲しい
- PASS・・・クラス/ジョブの制限なく選択可能。いらない
装備品はどんどん更新していこう
アライアンスには参加条件として平均ILが設定されているものがあります。最低限そのILになっていれば参加はできますが、少しでも火力や耐久力を上げたいのであればドンドン装備の更新をしていくのが望ましいです。
とはいえ、がむしゃらに装備を買い込んで更新すれば良いのかといえばそうではなく、簡単にトームストーンで入手できる装備に更新するのが効率良いです。
トームストーン詩学・因果・神曲で交換できる装備は以下の通り▼
- Lv50:ガーロンド装備
- Lv60:イディル装備
- Lv70:スカエウァ装備
- Lv80:クリプトラーカー装備
- Lv90:クレデンダム/ルナエンヴォイ装備
patch6.xでは詩学・因果・神曲の3種類のトームストーンで交換できます。patch7.xでは古いものが削除され、新しいものが追加される予定です。メディアツアーからの情報では次のトームストーンは美学になるとか…?
意外とみんなテキトーに攻略してる
現在実装されているアライアンスでは、プレイヤーの火力が高くギミックをスキップされるものがたくさんあります。そのため、即死級のギミックだけ処理してひたすら敵を叩くというシーンもよく見かけます。
初アライアンスに挑む若葉さんの中には「ギミックを処理するためにバッチリ予習していかないと…。」と緊張している人もいるかもしれませんが、意外と多くのプレイヤーは適当に攻略しているものです。
また、戦闘に不慣れな内はギミックの解法がわかっていても体が動かないものです。アライアンス自体の予習というのはあまり役に立たない可能性があります。
若葉の頃はそもそもCFでコンテンツに参加するのを怖がっていた私。挑む前には必ず予習をしていましたが…最終的にはいらなくなっちゃいました。
アライアンスにはアライアンスだけの楽しさがある
戦闘に慣れていないプレイヤーからすれば大人数のレイドは恐ろしいかもしれません。
けれどアライアンスにはアライアンスだけの楽しさがあって、それこそMMOという感じさえします。
これまでに実装したてのアライアンスにもいくつか参加しましたが、その頃のアライアンスは若葉がついていないプレイヤーすらもバッタバッタと転がっていますし壊滅しかけることもたくさんありました。あの混沌とした状況というのは大人数で挑むレイドでこそ楽しめるというものです:)
それに、ここで壊滅したからこうしてみよう、ああしてみようというコミュニケーションもMMOらしいと思いませんか?
歴戦の猛者だって初めては震えながら攻略した
どれほど歴戦の猛者でも、初めてのコンテンツは恐ろしかったと思います。
しかしそういうのは戦闘慣れと共にいずれは薄れていきます。かつての私と同じように、失敗したらどうしよう、迷惑かけたらどうしようと恐ろしく思っているのであれば「それは杞憂なんだよ」とお伝えしたいです。
記事中でも少し触れましたが、FF14のコミュニティは比較的温かいコミュニティが多いです。困ったら助けてくれるコミュニティというのは必ず存在しています。ことアライアンスにおいては、パーティ内での助け合いというのは必ず発生するものです。
もしそれでも不安に思うのであれば、FCなどのコミュニティも活用してみてください:)きっと一緒にコンテンツへ参加してくれるはずです。
はじめてのアライアンス、どうぞ楽しんでいただければと思います。